前ページより


11月3日
ラバンラタ小屋をAM2:30出発(3300m)〜ロウズ・ピーク(4095.2m)にAM7:30到着

下山AM8:00〜ラバンラタ小屋到着AM9:20(朝食)〜休憩〜小屋出発AM10:30〜
ティムポホン登山ゲート(1866.4m)PM1:30到着





South Pcak(サウス ピーク 3921.5m)




AM1:00起床 SEIの腹痛は治まった様である
だが 体が ふらふらと力が無い 
このままでは山頂を踏むことが出来ないと
ソーセージ一本を無理に食べる 胃の調子が悪い (>_<)

   

暗闇の稜線             ガイド & TETU


AM2:30ロウズ・ピークを目指して出発だ
急な階段 ヘッドライトの灯りを頼りに登る まだ木々の背丈は高く展望は無い
目の前に迫る大岩 薄明かりの中に先行者の光が見え隠れしてる
一枚岩の雄大なキナバル山を踏む 期待と夢を現実の物にするために進む
体長が悪い力が入らない 意識だけが足を前に出させてる・・・

サヤッサヤッ小屋(3668.1m)にAM5:40 此処で登山者カードの
確認を求められた 厳しい検問である 「一日の許可入山者をチエック」



キナバル山の日の出


ヘッドライトの灯りも要らなくなり 歩きやすい
ただ 急な一枚岩の為にロープが張られコースを外れない様にされて居る
気を抜けば滑落は間違いないだろう 確実に足場を確保して進む

 

セントジョンズピーク(4090.7m)




キナバル山 最高峰 Low`s Peak(4095.2m)への挑戦


朝日が東の空を照らし出した雲海が赤く染まる
トウンク・アブドウル・ラーマン・ピークのシルイットが大岩に影絵となり浮かぶ
そしてドンキーズ・イヤーズ・ピークも 太陽が顔を出す素晴らしい光景だ
広大な大地をさまよう様に歩く登山者が 夢に見た幻の様に

サウス・ピークの尖った形 セント・ジョンズ・ピークの丸い形
そして憧れのローズ・ピークが目の前に姿を現した ただ興奮とピークを
早く踏みたい気持ちが先走り 回りの景色を見るゆとりが無い



山頂の登山者




上の左から TAKE  中央 Hayasaka 右 Takizawa
左から ガイド・SEI・Takizawa・TETU・KEN
ガイド 
写真を撮ってるのは Furuno



ピークには先行者の姿が多く見ることが出来た
AM7:30到着 此処がキナバル山の山頂と大きな声で自分に語りかけた
感激の瞬間である

先行のKENさん・TAKEさん・HAYAさん・TAKIさん ご夫婦に続き
TETUさんとSEIが拍手と握手で向かえられた オメデトウキナバル山 
有り難うマレーシア最高峰キナバル登頂

体調不良にも係わらずピークを踏めた事に 今までにない
満足感を味わう事が出来ました

 

氷河期に削り取られたと伝えられてる山容       下山(余裕のTETUさん)


30分位の休憩の後に下山 
一枚岩には白のロープが張られて迷う事は無い
下山時は回りの風景や遠望そして大地の肌を じっくりと堪能する事が出来
余裕の歩きに成る 

 

巨大な一枚岩の山様 畏敬の念を起こさせる山並み




雲が沸き上がる様に押し寄せる そして消える
風がささやく耳元で 帽子が飛ばされる風のいたずら 心が笑う子供の様に
全てが達成された満足感なのか

山頂付近ではTETUさんのカラスの鳴き声 力が無く
高山病に係ったカラスとみんなの笑いを誘った

順調に下る
アクシデントが一度在ったが怪我も無く全員無事にパナール・ラバン小屋に着く
時間の関係で到着後直ぐに朝食を取り 小屋を後にした
 
山頂の雲一つ無い空間 広大な岩の山 高山植物の数々
平地の温度(30度)と山頂の温度(1〜8度)の温度差と
今まで一度も経験できなかった自然に感謝して
キナバル山の道を楽しく下るハッカ山苦楽部の面々でした

4日目を終了


次のページに続く