1386m 平成15年8月16日


今回のコース



会越の谷川岳 (前ヶ岳のスラブ)








      

   登山口とKEN         八乙女の滝      渓流のクサリ場




   

途中でワラビを採るKEN            稜線に出た杉山ヶ崎




     

杉山ヶ崎への稜線      避難小屋(200m下に清水が在ります)







本名御神楽岳に着いたKEN

伊佐須美神社の祠







御神楽岳で疲れたSEI







藪越えが一時間ぐらい続く稜線





 

つばくろ尾根








 本名御神楽岳とKEN








   

山頂に咲いてた花








残雪の谷底





    

熊打場の絶壁(クサリ場)を慎重に下る       前ヶ岳を右手に急坂を!!









山頂で左からKEN・SEI・今井さん・島津さん

今井さんと島津さんは山頂で会いました新潟の方です。







しばらくぶりにKENさんと二人だけの登山になる
御神楽岳は以前にKENさんと何時かは登りましょうと話してた山である
お盆休みも終盤 15日に予定したが雨の予報に16日に延期
之が正解し天候に恵まれての登山になった。

本名ダムから林道に入り悪路を進む 左に霧来沢を見下ろし
ガスが垂れ下がる中 登山口に車は走る
しばらくするとガスが手品師の魔法に係った様にスーッと消えて行く
消えたキャンバスには御神楽に続く峰の切り立った画面が映し出され
私達は未だ見ぬ世界へと案内された。

登山口は林道の分岐点近くにあり 私達は車を分岐点に止め
帰りの東尾根下山に有利と判断する
身支度をし登山口に行くと既に車が二台在りどうやら今日の登山者は
私達を含め3パーテーの様である

澄み切った空と渓流は心を躍らせ 軽やかに動く足は
KENさんを鼻歌の奏でる行動へと導いてくれた

15分程で八乙女の滝に着く
其処からは渓流の音を聞きながら平行に進む登山道
川を流れる水の音が遠ざかると急登が始まる ブナの大木やトチの木が見事だ
左に大スラブが見えて来ると杉山ヶ崎は直ぐ其処に
地図と高度計で確認して休憩を取る

最初のピーク948mに着くと稜線越しに帰りの下山道
東尾根が見える 地図には無い登山道を下る予定のため




熊打場より東尾根



位置を確認する(藪越えと沢の取り付き位置)

尾根を一端下り 登り介すと熊打場の道標 その先には直登のクサリ場が出てきた
このころから晴れていた空にガスが充満?
展望危うし
そんな中 目の前に避難小屋が 既に飲みきっていた水を補給するため
最後の水場(往復400m)でタンクを満たす

小屋からはほんのひと登りで本名御神楽岳に着いた
山頂はガスで視界はなく御神楽岳の稜線を地図とコンパスで確認


※此処から御神楽岳までの稜線は崖の切り立った藪越えで危険です

休憩もそこそこに藪越えをして御神楽岳へ
右に滑落すれば谷底は間違いない 笹や木々で足がすくわれる
足元が全然見えないストックで木々をかき分け進む 疲れがピークになる
約1時間の難関を越え山頂に着いた

先に着いたKENさんがビールを出して用意万端
バテバテのSEIはビールを飲む姿に力がない お盆休みの飲み疲れか??
11:05に山頂に着き13:30分までの長い滞在にも係わらず
気持ちが悪く食べ物が喉を通らないSEI作ったラーメンは手を付けずじまい

元気なKENさん 冷やしラーメンや食材を美味しいと隣で食べる
胃薬を飲み横たわるSEIとは対照的でした。

気付け薬(ウイスキー)を飲んで元気になるSEI
そのころと同時にガスが切れて来た 遠望とは行かないまでも谷川岳の異名を持つ
姿が此処に現れる つばくろ尾根や水晶尾根・前ヶ岳の絶壁に身も心も奪われた
KENさんとSEI 新潟から来てた今井さん島津さんと共に
山談義に花を咲かせてくれた自然の造形美に感激致しました。

13:30下山開始〜本名御神楽岳で小休憩 既に14:15分下山を急ぐ
最初は此処から東尾根を下山する予定でしたが時間を逆算すると無理と判断
同じ順路を辿ることにしました

足早に下り渓流沿いに着くと私達は初めての攻撃を受ける

”何の???小さな体の○○アブ”
その数と言ったら数百匹がKENさんと私に群を成して襲いかかる
真っ黒な固まりと言いば想像がつくかな〜〜と思います。
耳元で唸る羽音 止まるや否やチックと一刺し 体中が赤く腫れて居ます

二人とも虫除けを忘れました
皆さん虫除けは必ず携帯致しましょう

楽しく奥会津の懐深い神秘の山に触れる事が出来ました
山頂で会った今井さん島津さん そしてKENさん
今日の日を有り難う感謝致します

・・・・・SEI・・・・・



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