焼岳〜中尾温泉平成18年7月17日


天候(雨)                               今回のコース

大雨と濁流にて孤立の危機を脱出 (岐阜県飛騨市の山の友に感謝)





割谷山 2224mが揺れる


  

焼岳小屋の朝食       焼岳にGOー(ARIさん・ごんぞうさん・Sakuraちゃん・Nabeちゃん・Takahasiさん)






  

ガスが飛ぶと輝く山容が出現






  

大正池が濁流で溢れる      中尾峠にて      綺麗だね!







 

焼岳の岩壁                          火山岩の大岩が転がる登山道





  

南峰はガスに隠れる                       噴煙を吐き出す噴気口






 

山頂にて(ごんぞうさん・ARIさん・Sakuraさん・Nabeちゃん・Takahasiさん)                       登山道(渓流では在りません)






  

白水の滝を抱える1900mの峰                   休憩                    白水の滝








   

ブナの巨木 & 石垣の花 と 蜜を吸う蝶







     

三色の山紫陽花                      登山道                 濁流で渡れない登山道










無事に下山(Takahasiさん・Outiさん・SEI・Sakuraさん・ごんぞうさん・Nakagiriさん)

濁流に追われ行き場を見失った私たちは 岐阜の山の友に登山口まで迎えに来ていただき新穂高温泉(通行止め)の第二駐車場に置いた車まで辿り着く
計画コース(通行止めのため)では帰れないと状況を教えていただき 岐阜〜富山経由で帰ることが出来ました
Outiさん Nakagiriさん ほんとうにお世話になりました”ありがとうございます” m(_ _)m




  

Nakagiriさん〜SEI〜Outiさん              飛騨牛定食        Nabeちゃん〜Takahasiさん〜Ariさん〜Sakuraちゃん〜ごんぞうさん

流葉温泉で汗を流し暫しの語らいと談笑をつまみに飛騨牛の定食で極楽極楽と相成りました


北アの山行も最終日 大雨の中を焼岳に向かう 焼岳は荒れてる天候では危険度が大きいので注意が必要だ
焼岳小屋の前は水が溜まり池の様に変化してた 笹で覆われた登山道を登ると焼岳展望台に着く約20分の行程
展望台を一度下り中尾峠へ進む やや登山道を登り返すと眼下に大正池が見えた 濁流で満水の池は私たちが知る大正池の様子とは違い
排水を溜め込む調整池の様に濁り 清流を集めてイワナが住む池には程遠い褐色の帯状に映る池と成っていた

ガレ場を登っていくと硫黄の臭いが風に乗り流れてきた 視界では確認できないが噴気口が近くに在るらしい
南峰の山肌が時折現れるがピークは見ることが出来ない 残雪が残る谷 岩に張り付き咲く高山植物の花々と見ることの出来ない峯々に代わり
アルプスを紹介してくれる 優しい花と 荒れ狂う天候が交差し一喜一憂の登山を楽しむ

山頂直下の噴気口からはゴーゴーと唸り白煙が上がる 小さな穴からは高温のガスが吹き出てる手をかざし温度を確かめると
アチチーと手を振り払う 大げさかも知れないが結構な温度に度肝を抜かれた!

山頂は強風と大粒の雨で満足に立っていられない 記念写真もそこそこに撤収 逃げるように下山致しました

20分ほど下ると昨夜小屋にてご一緒した関西の26名の団体さんが登ってきた
リーダーらしき方の話で 中の湯温泉に下る為どうしてもピーク越えをしなくては成らないと大荒れの天候を突っ切り登っていきました

私たちは一旦小屋に戻り中尾温泉に下る 登山道は連日の雨で渓流と化してた 深いところは膝くらいの水深
右に左にと道を選んで下るが 時折こけて尻餅を着く下るほどに濁流の勢いが増し最後に横切らなくては成らない沢は?と不安が過ぎりました
休むこともなくどんどん下る 急斜面に差し掛かると何と小石がパラパラと落ちて来るではないか上を見上げるとガレバの斜面を
小石が転がるのが見えた 急げと危険場所から離れ事無きを得ました

白水の滝で小休憩&記録写真を撮り再び下山 沢の流れる轟音がだんだんと大きくなってきた 
いつもの渓流の音の様に心地よい響きとは言えない 沢は渡れるのか・・・・
林道に着き正規の登山道(近道)を進むか否かの判断をしなくてはならない 岐阜の友が登山口に迎に来てくれてるので
林道を下ろうと決めた(これが最良の判断でした 登山道は濁流に呑まれ渡ることが出来ない)

林道の沢も濁流と化していたが幸い渡ることが出来ました 登山口では Outiさん Nakagiriさんが2台の車で待機し
私たちを待っていてくれる 着く早々に出た会話は・・・・・(>_<)
新穂高温泉の道路は通行止め 上高地線も通行不可? 現在地からの脱出も時間の問題と急がなくてはならない
ザックを荷台に乗せずぶぬれの体のまま迎えの車に乗り込む

登山口から新穂高ロープウェイ第二駐車場に駆け込み車を撤収 友の案内で新穂高温泉を脱出出来ました
濁流が暴れる浦田川 流れ込む支流の激流 大地を揺るがす轟音は勢いを増し恐怖を与える

国道に出て駐車場に入る ようやく車の荷物を載せ代え神岡町に在る流葉温泉に向かう!
流葉温泉で汗を流し湯船で語り会い 荒れ狂う現況と下山の経路を振り返り 友との再会を噛みしめながら感謝と感動を頂きました
山男さん Outiさん Nakagiriさん ほんとうにありがとうございました

この感激とご恩は一生忘れません
同行の皆さんありがとうございます・・・SEI・・・


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