安達太良山   平成19年1月4日  

1699.6m 


天候(晴れ)            山スキー         
今回のコース






左から 安達太良山山頂〜矢筈森〜馬の背〜鉄山




    

薬師岳登山口               雪面には小動物の足跡



     

影絵で遊ぶGONちゃん                 通年は雪の下に(シャクナゲ)なってる


     

殆ど藪のため登山道に沿って上る                     勢至平方面を望む





    

奥に見えるピーク(前ヶ岳)              山肌が出てる山頂方面の風景




    

仙女平分岐にて                  道標(通年は殆ど雪の中)




    

籠山方面の斜面は白く輝いていた                      まもなく山頂





    

まだら色の和尚山                  鉄山への稜線






    

船明神山方面の雪景色                      山頂の碑








山頂にて(GONちゃん〜SEI)





    

山頂直下は岩が露出                振り返り山頂を望む






            

強い日差しを受ける雪面と暴れる雲




     

山頂の道標より峰の辻に下る様        ガリガリの雪面に戯れるSEI








藪を縫うように下るGONちゃん







風紋のあれこれ



    

    




今年初めてと言うかシーズン初の山スキーに安達太良山に来た
予想通りの雪不足 シールを付けて登山道に沿って上る しだれる枝に行く手を邪魔され歩きにくい
シャクナゲが雪の上に顔を出してるために傷ついてる木々が目立つ 避けようにも避けきれず枝の上にスキー板が上がる
心で呟く!ごめんなさいと 人と自然の繋がりの中で生かされてる事に感謝しながら溶け込む白い山肌に!

降り注ぐ強い日差し わき出る汗 無風の木立の中で
風を求め彷徨う影絵 なぜか素直に影を追う視線
単純な動きに喜ぶ不思議な心
たわい無いことに爽やかさを感じる
厚手の衣に身を包む季節
Tシャツの中に!今

木立に積もる雪は1m位 3mはあろう木々が埋まるにはまだまだ先のようだ
この分では過ぎゆく季節に追いつく事は出来ないだろうと半ば諦めの気持ちに成る

仙女平まで来るとようやく木々が雪の下に隠れる ここからは斜度が増し雪面はカリカリだ
スキー板をデポして坪足で登る 堅い表面に沈むこともなく歩きやすい
ここで初めて一人の登山者と会う 山頂に辿り着くまでに3名の登山者と挨拶を交わす事が出来た

山頂からの遠望は利かず白い峰を見ることは出来ない 暴れる雲が勢いをつけて押し寄せる
稜線を隠し安達太良山のシンボル(乳首)も視界から消える そして現れる、暴れる雲間から繰り返される神秘の景色が

山頂直下はゴロゴロと岩が出てる 峰の辻方面の斜面はうっすらと被る程度の雪景色
くろがね小屋まで滑降できるのはいつの事やらと恨めしそうに眺め佇む
目に留まる籠山の斜面を追うと其処だけは銀世界の異空間でした

休憩もそこそこに下山 燦々と落ちてくる日差しに雪面に描かれた風紋が浮かぶ、綺麗だ
色々な形の風紋がキラキラと反射する 広い雪面に深い層を成す造形
吹き荒れる暴風も過ぎ去れば素晴らしい置き土産を残す 
自然の力は限りなく そして全てを浄化し優しさと厳しさを諭す

浮かれた心で鼻歌交じりに下ると板をデポした位置に到着した
ここからはスキーモード と 言いたい所だが木立を縫うように滑るには技量が無い
登りも下りも変わらぬスピードで薬師岳登山口に着く

休憩を40分ほど取りゲレンデを下る
ゲレンデは草やごろ石が至るところで邪魔をする 雪面はカリカリでエッジが利かず転倒数回のSEI
これほどまでにスキーが下手だったと気がつくのが遅かったと反省しきり
ゲレンデを数回滑り返し一日を終えました

たっぷりと積雪の山を空想して帰途につく
今日山で在った人は合計6名でした  ありがとう穏やかな一日に
ありがとうまた来ます 安達太良山へ

・・・・SEI・・・

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