箕輪山〜鬼面山 平成19年10月24日


天候(晴れ)                    今回のコース





箕輪山山頂より(左端に川桁山の勇壮・右に誇らしげに聳える磐梯山)


空間のパノラマが訪れるものを変える瞬間 これ程までに贅沢な展望は希である
佇む山人は時間の忘却と共に ただただ飛び込む視界に魅せられ動くことができなかった。





鬼面山

秋晴れに誘われて箕輪山〜鬼面山に行ってきた
限られた時間内に行ってくる強行(仕事を抜け出す)山行だ!
真っ青な空 優しい秋風 赤く染まる山肌 最高の登山日和である


 

横向の登山口                    眩しい日差しが零れる登山道

ワクワクと飛び跳ねる心は既に山頂へ 移動する車窓より迫る紅葉は迫力満点だ
登山口にある駐車スペースは2台が限界 既に一台が止まってた。





  

秋色に染まる木々            導くようなブナ並木      取れるなら採ってみてとムキタケさん

零れる日差しは赤や黄色の葉を突き刺すような強さを感じる
見上げれば雲ひとつ無い青空が広がり気分は絶好調 足取りも軽い ついでにキノコも採るかと地面を探すが
毒キノコも無い ようやく見つけて逮捕するかと思いきや取れるなら採ってみ!と見下ろす図太いムキタケさんがいました。



  

白い峰は飯豊山                     赤く染まる山並み

高度を上げるに従い山並みの変化を楽しむことができ 飯豊山は真っ白くお化粧をした姿を披露
磐梯山の足下には檜原湖や秋本湖〜小野川湖が湖面に青空を写しキラキラと反射してた



  

霜柱の登山道             西吾妻山方面の秋色                    山頂にある道標

登山道は霜柱が立ち夜中の気温の低さを読み取ることができた
視線をどの様に動かそうとも赤くどこまでも続く・・・赤く染まる山肌は青空に溶け込み色彩を描く
待っててくれたのかこの日のために 去りゆく秋色を足止めして、今日の為に!
ありがとう秋晴れよ 秋色よ足止めを恨まないでくれ





 

箕輪山より安達太良山方面の景色                    白く見える吾妻小富士

山頂は心地よい秋風が吹いている しばしの休憩をとり眺望を楽しむ
6〜7名の登山者が感動と歓喜の舞を繰り広げてる
こんな天気は二度と無い 素晴らしい うわ〜〜最高など言葉か雄叫か!
ゴツゴツした岩が並ぶ尖りに響き渡る・・いつまでも・・





 

鉄山の北斜面                    吾妻スカイラインが山を走る

山頂を後にして鬼面山へと降りる 鬼面山方面は赤が一層濃くなり山肌に心も体も一緒になれた
来て良かったと呟く ナナカマドの実が止める”急ぐ山人を”

私は心に迷いが在るときやストレスを感じるときは 夢中になり体を動かすことにしてる
体が疲れを感じ 悲鳴を上げたときに迷いやストレスを消去してくれ
そして新しい発想が浮かび解決への道が開ける

そんなことを思い浮かべ見開く目には迷いやストレスなど微塵もない
俺のために素晴らしい空間をありがとう
俺のために世の中が在るのだと思わせる様な別世界に 今はただただ酔いしれる事にした。




 

土湯街道越しの紅葉                       鬼面山を見下ろす

標高を下げるほどに鮮やかに染まる木々 この空間を魅せてあげたい
もし悩みや ストレスが邪魔して自分の進む道が解らなく成ってる人が居るなら
自分がこの世の中から居なくなったら何が変わるのだろう 自然のすばらしさは変わらないのだろうな

自分が生きてる事によって何か変わるなら 何かをしなくては成らない
出来ることで良い 何かが解らないときには一生懸命に生きることだ
生きてれば必ず役に立てるときが在る

人のために世のためになんて思わなくて良い
一生懸命生きることが・・・
一生懸命に




 

黄色のトンネル                   鬼面山

黄色いアーチを潜り鬼面山を真正面に見る位置に着いた
ガレ場を登る山人の姿を見て思う
山人の心は何処に・・・たぶん・・・かなと




 

鬼面山の西斜面の紅葉                      鬼面山の東斜面の紅葉

鬼面山のコルまで下ると もう待ちきれないとばかりに広がる紅葉
東西南北に際だつ木々の顔色 本当に素晴らしい顔をしてるね
残りの季節を大切に出来るだけ長くいい顔を魅せてくれ




  

箕輪山の稜線を辿る                     鬼面山のコルより

振り向くと箕輪山への辿りが浮かぶ紅葉の山肌に
花を添える様に磐梯山の姿が語りかける 出来るだけゆっくりと遊んでいって希な一日なのだから





  

鬼面山山頂の道標                          野路温泉を覗き込む

私は初めて来たルートで余り親しまれて居ないのかなと思ってたが
山人の姿は多く 野地温泉や横向温泉登山口から気楽に上れるので人気が在ることが解った





           

分岐より鬼面山                           土湯街道の登山口

分岐まで来て振り返ると 大地にゴロ寝する鬼面山が手をふり送ってくれる
思わず私も手をふりバイバイと語りかける

素晴らしい秋の恵まれた一日にありがとう
こんな日が一杯あればいいね

・・・SEI・・・



  

秋色の木々ー1




  

秋色の木々ー2



  

秋色の木々ー3




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