切合〜飯豊山平成19年8月26日



天候(晴れ)山頂ガス                今回のコース






飯豊山に落ちる太陽





    

ヘッデンの灯りで出発


夜明けを待たずして小屋を出た ヘッデンの灯りを道案内に登山道を進む 朝方は涼しくて歩きやすい
早出の登山者も多く小屋は3時頃からザワザワと人の動く姿が見受けられる






 

東の空に太陽が昇る         一王子のキャンプ場


5時前に東の空に太陽が出る 雲が垂れ込めた隙間から覗く太陽の顔は小さな美人顔でした
5時を回れば明るくなり一王子に着く頃はご覧の様にテン場も人影が見られる
広いテン場は数張りのテントしか無く小屋泊まりが主の様である






 

本山小屋より山頂へ              山頂にて(SEI〜haruさん〜Suzukiさん〜ARIさん)


本山小屋の脇を通り山頂に向かう 先ほどまで雲に覆われていた山頂のガスが流れフワーッと現れた
山頂に着くが展望は閉ざされ八方に流れるような山並みを見ることは出来ない
飯豊山初登山の二人に話しかける山頂の祠
「山は何時も平等に優しさも厳しさも与えてくれる次の機会に大展望を約束するね・・と」

また来ますと言ったか言わぬか本人のみ知ることでした






 

宝珠山の峰が雲間から現れた                沸き上がる雲


山頂に居ること数十分 宝珠山(ダイクラ尾根)の肩が彷徨うガス間から現れる
目を移すと御西岳の背中もボンヤリと浮かぶ 優しい山の神が少しだけ見ることを許してくれたのだろう








 

テン場を下る           山肌のお花畑


山頂を後にして下山 小屋の脇で朝飯にする ガスで湯を沸かし味噌汁を作りお目当てのビールを買うために小屋に入る
そこでとんでもない事件発生(事件でも無いか・・・ゴメン・・)
小屋の管理人がお泊まりの人以外ビールは売らない 通過の人がビルを飲んで酔うことは危険だと言うのだ

車を運転する人に酒を飲ませないのと同じで在る・・そうかなSEIの独り言
本山小屋にはビールが在るよと聞き馳せ参じたため何時も楽しみにしてるビールで乾杯は出来ない
こんな事なら残りのビールを持って来れば良かった 後悔先に立たずだよな・・(-_-;)
あまりの悲しさに泣き顔になるSEI それほどまでに山頂で飲むビールは私に取って最高の贈り物なのだ

小屋の管理人さん言ってることは解らないでも無いが何処の山小屋に行ってもお泊まり以外は
ビールを売らないなんて初経験ですよ・・・でも恨んでないよ (*^_^*) ワッハッハ





 

トリカブトに飾られた登山道            姥観現


珍事ありの小屋を後にする トリカブトに彩られた登山道は綺麗だ 地蔵さんの見送りを頂き足早に下る
草履塚〜山頂の間はブヨの大群が攻撃をしてくる両耳とデナを食いちぎられ血が出てるSEI
ほっかぶりで防御するも隙間から入ってくる 仕方なく網の帽子を被る
蒸し暑さを我慢するかブヨの攻撃を受けるかの選択でした







 

草履塚より残雪の御西岳                  草履塚のお花さん


御秘所から切合の間はお花が咲き誇り目を楽しませてくれた
振り向き山頂方面を眺めるも本山のピークは雲の中 大日岳も姿を現さない 御西岳の山肌に抱かれた残雪が垂れ込めるガスの中で際だち
耳をすませば雪解けの水が風の流れるような音色で山に震撼してた







  

七森より鋭い岩峰が切れ落ちる                      剣ヶ峰を下るSEI


三国岳の小屋に戻ると此から登る人と下山する人が休んでる 私達も剣ヶ峰を下る前に体力温存と休む
そこに仙台のご夫婦が到着した 昨日と違いご主人の顔色が良い 話を聞くと今日は体調が良い様だ少し遅れて奥様が到着
今日は私が迷惑を掛けてるのですよと持ちつ持たれつの阿吽の呼吸のご夫婦でした

鋭い山容とも間もなくお別れだ 焼き付けるように眺め感激にしたる 辛い登りもこの時をして辛さ忘れる
お花越しに映る空間に明日のイネルギーを吸収することを許可されたのでした

三国小屋の脇を進み剣ヶ峰の岩壁を下る 鎖場は足場を固めて一歩一歩慎重に下る
変化の激しい飯豊山登山も間もなく終着です






 

剣ヶ峰のHaruさん                霞む朝日連峰方面


来年の年賀状の写真は此だと腕を絞りHARUさんをカシャッ
なかなかの出来上がりに満足のSEIでした









登山口の御沢杉


地蔵清水で四度の再会は仙台のご夫婦そして五度の再会は汗を流すために寄った飯豊温泉でした
小田原の山人さん 仙台の山人さん 本山小屋の管理人さんありがとうございました そして下山時に足を痛めた学生さん大丈夫でしたか
楽しい二日間でした

・・・ARIさん Suzukiさん Haruさんお世話になりました・・・
SEI


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