会津駒ヶ岳平成21年4月12日


天候(晴れ)                               今回のコース




駒ヶ岳(2132m)


昨日は会津駒へ・・・

登山口の雪解けも早く板を外して沢筋へ取り付く
沢筋を登ると最初に出てきたのが不気味なブロック雪崩の爪痕だ!


谷筋の急斜面を登るにつれ稜線の雪庇が口を開けてる場所へ
電波塔の手前で雪が切れたため稜線に出た
板を手に藪こぎです・・(笑)


気温が上がり無風状態の登りは辛い
電波塔で一呼吸入れて登り始めた
雪は安定してて登りやすいが駒の斜面は優しくない・・・(>_<)
右に左にコースを取り登るが体力激減・・年齢を感じる瞬間です


AM6:50登り始め12:00迄に山頂に着かなければ引き返すこととした
休憩も多くなり1990mで時間切れです


今時期の駒は何度か経験してるが藪こぎは初めてです
本当に雪が少なくなりましたね 途中で会った単独の方との話しですが!
ご一緒した方が雪が少ないので登らないと一人になったようです







  

移動中に見つけたお花さん


車の移動時に道端から見つけたカタクリや福寿草など。。。





 

登山口の様子                        沢に落ちたブロック


登山口の橋に残る雪を見て これなら板を履いて登れると思ったのも束の間で直ぐに板を外した
沢筋を登り 最初に出てくる杉林の中を進み谷にはいると目に付くのがブロック雪崩の溜まり場です





 

不気味なブロック雪崩                         夏道を覗く


雪崩の場所を避けて急登にアルバイトを余儀なくされる 眼下には夏道が現れるが斜面には雪がない
本当に雪が少ないです。





  

沢から離れると雪がない               雪が切れて稜線に逃げた場所               電波塔


谷から目をそらすと斜面の色は茶色に変わる 谷筋の残雪を頼りに登るが最後の急坂で雪が途切れ
稜線に上がるが残雪がなく板を片手に藪漕ぎだ。

今まで此のコースを同時期に登ってるが藪漕ぎは初めてです
竹に足を取られ枝にストックが引っかかりと忙しく、汗は流れるように頬を伝わり落ちる

電波塔まで登ると最初の難関を突破したと一呼吸入れ展望を楽しみむ、休憩後・・急斜面の稜線に取り付いた





 

1600m付近の雪の状態                       雪面はザラメ


奥の深い駒は急斜面が多く、足に鉛が付いてるかのように重い歩きになる
それでもブナ林に視界が誘われ時折開ける展望に癒される山です。





  

怪獣の顔に見える瘤・・?            青空が広がる                  日差しが強く暑い!


足を止めて大きな瘤のブナの木を見つけ眺めてると、だんだん顔に見えてくるのが不思議だ
苔の部分が髪で真ん中の色が濃い所が鼻で・・・あそこが目で・・そして耳がと空想が膨らむ・・・(笑)

見上げれば青空に筋雲が浮かび 雪面には影絵が映し出されてた。





   

斜面に大きな割れ目が見える               間もなく森林限界


大戸沢岳の斜面には亀裂が入り今にも雪崩が起きそうです
白い斜面が緑に変わる季節が其処まで来てると実感できました。







 

2000mピーク                          駒の稜線


森林限界に来ると稜線を行く人の姿が見えた 駒の直下にも数人の固まりが・・
此処のオープンバーンがこれまで木々が目立つのも雪が少なかった証なんでしょうね!






 

大戸沢岳の稜線                      燧ヶ岳方面の展望


1990mで時間切れとなったため展望を写真に収め下山することにした
遠望は霞んで見えないが目線では燧ヶ岳も見えてます。






 

平ヶ岳方面の展望                         帝釈山方面の展望


山頂を踏んでないので北の展望を望むことが出来ない
それでも東や南の山並みを拝み 駒の醍醐味と奥の深い山歩きを楽しむことが出来ました。





  

雪解けが進む林道                           無事に下山


滑降はザラメの斜面を美味しく頂き 電波塔までは素晴らしい走りです
予定では下沢よりに滑り込み堰堤の所に出て林道に取り付くはずでしたが雪が少ないので冒険を止めました!

板も喜び雪山駆けるも此処まで・・・(>_<) 電波塔から下は緊張の連続です!
雪庇は午後の温度で緩み何時落ちるか解らない 谷筋を下るが常時見つめるところは稜線の雪庇です

夏道と合流する場所まで来て一安心 後はゆっくりと夏道を下りました
林道の雪が切れる所で板を外し 無事に登山口に到着だ。 疲れた表情も見られるが其処は愛嬌と笑いで吹き飛ばす。

今年の積雪からして山スキーがどんどん短くなるのかと心配である
Gonちゃん奥深い駒の道中お疲れ様でした・・・SEI・・・


戻る